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やさしいキスをして?
第10章 番外編

『し、知らないわよそんなこと…//』
確かに三島くんとLiNEしたり、一緒に出掛けるのは楽しいと思ってるけど…
『噂をしてると…ほら、三島くん。』
『え//?』
テラスから あさひが指さす先には、体操着の三島くんが歩いている。次の授業が体育なのか、数人と体育倉庫に向かっているみたい。
『準備みたいだけど…真面目にやってるのは、三島くんと女子だけだね。』
あさひの言うとおり、他の生徒は倉庫の外で遊んでるだけだ。三島くんがコーンとライン引きを持って出てきても、紅一点の女子しか手伝う気配がない。
『……妬けちゃう?』
『……別に?』
私が言うと、あさひはつまらなそうに口をとんがらせた。

