この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
やさしいキスをして?
第10章 番外編


『え?これ私のじゃない…』

『それはあさひが作ったノート!マドちゃんが休んでた間の分、全部だよ!今朝、あさひから預かって来たんだ。』


めくってみると、あの早退した日の授業から昨日の終わりまで、日付順にノートが記してあった。1ページ1ページ丁寧にまとめられていて、先生が喋っただけのような細かなコメントも書き込んである。


『………』

『あさひもさ〜大雑把な性格だから、普段はノートそんなにキレイじゃないんだ。だけどマドちゃんが休んでる間は他の子にノート借りたりして、休み時間もずっと勉強しててさ。放課後もすぐ帰るし、マドちゃんのお見舞い誘っても来ないし…どうしたんだって言っても全然教えてくんなくて。』


これを私のために、わざわざ…?


『今朝やっと分かったよ、あさひが熱心だった理由。毎日家に帰って、そのノートを作ってたんだなって。不器用な字だけどさ…あさひ、すげー頑張ったんだよ。』


こんなこと…どうして?
どうして私にここまでしてくれるの…?


岩本くんの言葉に何も返せないまま…私はノートを机にしまった。




/940ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ