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第2章 女

「はぁ？」

「あんたも感じたでしょう？」
「・・・・」
「余計な会話は一切しない。人がいいのは良く分かるけど、あれじゃぁ・・・」
「お前なぁ・・・」
「・・・・」

「それがモテない理由だろうが！それが出世しない理由だろうが！」
「ひどい」
「事実だろ！それを望んでんだろ？浮気しない男がいいんだろ？」
「うん・・・・」

「お前、明日にでもメールしろよ」
「うん」

そうだ。私は地味な人と結婚したいんだ！
モテない人と結婚したいんだ。
忘れるところだった！

つまらない事がなんなの？
浮気の心配をしてるよりいいじゃない。

「うん！頑張る」

「―――おぅ。ガンバレ」

その後私たちは、今後の計画も含めて
終電まで笑い転げながら作戦会議をした。