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激愛~彼の瞳に射貫かれて~
第17章 第四話【花笑み】 《其の参》
「それでは、そなたは、己れの罪を認めるというか!」
 美空の脳裡に、悔し涙を滲ませていた智島の顔が浮かんで消えた。
「そなたをよく知る者は泣いておったぞ。そなたのように真面目に奉公に励む者が、よもや役者風情と密通するはずなどないと。永瀬もまた心痛めておろう。そなたを心から信じ、その無事を願う者たちのためにも、真実を私だけには話してはくれまいか。頼む」
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