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激愛~彼の瞳に射貫かれて~
第16章 第四話【花笑み】 《其の弐》

更に刻は遡り、昨日の昼過ぎ、筆頭老中堀田誓頼を大奥の奥女中初瀨が内々に訪ねた。初瀨は大奥ではお次を務め、御年寄永瀬預かりである。十五で大奥勤めに上がり、永瀬の部屋子となった経緯があり、永瀬がずっと眼をかけている者だった。性格は穏やかで、どちらかといえば内向的、朋輩と諍いを起こすことなどもない。
その初瀨が突然、表に筆頭老中を訪ね、話があると蒼い顔で告げた。そして、更に、初瀨の口から告げられた真相はあまりにも衝撃的なものだった。
その初瀨が突然、表に筆頭老中を訪ね、話があると蒼い顔で告げた。そして、更に、初瀨の口から告げられた真相はあまりにも衝撃的なものだった。

