この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
『うぅ』としか鳴けない
第8章 苦い過去の記憶
俺は、俺の理想の奴隷になれそうな女を物色していた。
上品で、知性と教養を持ちながら、性に貪欲で、野獣の激しさを持つ女……
まあ、夢物語だとわかっては居ても、そんな女を求めた。
お仲間さんに、よく言われた。『いつまでそうしているのか?』と。
俺は一年以上、奴隷を持っていなかった。
一年前、俺が不合格を突き付けた、あの、瑞葉が、性懲りもなく姿を現した。
『主さま。瑞葉は、気持ちを入れ替えました。』
それだけ言うと、その場に立ったままお辞儀をし、その頭(こうべ)を上げようとはしなかった。
俺は何も言わず玄関を閉めた。
『瑞葉に用は無い。』
しかし、何故か瑞葉が気になってならない。カーテン越しに玄関外を見る。
かれこれ30分、身じろぎひとつしない瑞葉が頭を垂れたまま。
俺は慌てた。『あのままじゃ、気を失って倒れる!!』
上品で、知性と教養を持ちながら、性に貪欲で、野獣の激しさを持つ女……
まあ、夢物語だとわかっては居ても、そんな女を求めた。
お仲間さんに、よく言われた。『いつまでそうしているのか?』と。
俺は一年以上、奴隷を持っていなかった。
一年前、俺が不合格を突き付けた、あの、瑞葉が、性懲りもなく姿を現した。
『主さま。瑞葉は、気持ちを入れ替えました。』
それだけ言うと、その場に立ったままお辞儀をし、その頭(こうべ)を上げようとはしなかった。
俺は何も言わず玄関を閉めた。
『瑞葉に用は無い。』
しかし、何故か瑞葉が気になってならない。カーテン越しに玄関外を見る。
かれこれ30分、身じろぎひとつしない瑞葉が頭を垂れたまま。
俺は慌てた。『あのままじゃ、気を失って倒れる!!』

作品検索
しおりをはさむ
姉妹サイトリンク 開く


