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仔猫と狼
第10章 知らない
片岡の口内は十分な唾液で潤っている。
そこに俺のソレを突っ込んだ。
「んん!!」
片岡は、初めて触れるものにかすかに怯える反応を見せた。
だが俺はそんなことは気にせず腰を振り、片岡の口に出し入れを繰り返す。
「はぁ…はぁあ…。」
予想以上に片岡の口は気持ちよくて、悔しいが快楽に耐える声が漏れる。
この女…なんなんだよ…。
「ふぅん…ん!」
片岡は苦しいのか、興奮してるのか鼻息を荒くして大人しく座っている。
嫌がれよ…。
俺を拒絶しろよ…!
俺は、片岡を余計苦しくなるように強く腰を振り続けた。
それでも…
その願いは、俺が果てても叶うことはなかった。
「げほっ…げほ…。」
俺の身体は言うことを聞かずあっさり口の中で果てた。
飲ませた俺の精子が喉に張り付いて気持ち悪いのか片岡は苦しそうにしている。
「…。」
喉が渇いた…。
片岡を放っておいて冷蔵庫にミネラルウォーターを取りに行き喉を潤した。
そのペットボトルを片岡にも戻って差し出した。
「飲め…。」

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