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第3章 純潔の女

「お嬢さん…ケガはないか？」



地面にへたり込んだ女の子に直樹は声を優しく声をかけた。


女の子はフルフル小刻みに震えたながらコクっと頷いた。


「夜道は危険だ…駅まで送ろうか？」



「まだ、友達がコイツらに捕まっているんですっ！」


「なんだと？」

直樹は彼女にそっと手を差し延べ、起き上がらせた。


「コイツら…何者だ？」


「この人たちは女の子を誘拐して性奴隷として人身売買する人たちです！」


「それは､けしからんな」

「コイツらの根城が駅南にあるんです！」
※水浦駅南口



「…案内せい」