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第3章 紫色の欲情が創る世界

「それ…素で言ってる?」

「うん」

開いた窓から入り込む風に
斗亜の髪が揺れる

「偉月の事、嫌いじゃないよ?嫌いならここにいないし…でも、それが偉月が求めてる関係と一緒かは解らない」

自分自身でも解らない
ただの「好き」にするには
余りにも障害がありすぎるし

友達にするには
この欲情を無視出来ない

「でも…一緒にいたいとは思う」

「そか、とりあえずそれで充分やな!」
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