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第11章 Scene.10

　
「……不況だわ……」

「………いきなりぼやかないでくれるかい？」

「だってぇっ………」

「そりゃあ、アンタみたいなら顔とカラダなら、入れ食い状態になる筈だろうけどねぇ」

「…でも、視姦はされても買われないのよぉ？」

「…アンタ…ウリは？」

「え？」

「…だから、ウリよ、ウリ。セールスポイント」

「………この爆乳おっぱいとか………イヤらしいカラダ？」

「………そのデカいので…ヤった事…あるかい？」

「えっと……パイズリ？」

「そう」

「………ない…わね………」

「………」

「でもでもぉっ。フェラなら得意だしぃっ」

「…他には？」

「マゾでアナルもイケるし…何よりナマでヤっても大丈夫だしぃっ。病気だってならない………」

「それで、男は悦ぶのかい？　アンタだけが愉しんじゃダメなんだよ？」

「うっ………」

「………ま、頑張りなさいよ」

「…は……はい………」





　アタシに原因があったみたいだった。