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第2章 Scene.01

　
「あれ？」

　自分のカラダの向きが、いきなり分からなくなった。

　さっきまでペタンとお尻を着けて女の子座りをしていた筈。

「ﾝﾌｯ…ﾌｳｯ…ﾌｳｯ…」

　鼻息が荒い。

　誰？

　何処から現れた？

「ﾌｩｯﾌｩｯ…ﾌｳｩｯ」

　何で押し倒されてる？

　牛みたいに鼻輪をした大柄の男。

　のし掛かれたら、当然逃げる事なんてムリ。

　この男の体の下で、無理矢理脚を開かされるだけで何も出来ない。

　また、犯される。

　確信できる。

　こんなイヤらしいカラダ。

　ワガママボディなんて誰かがエロ雑誌を見ながら言ってたけど、あんな女よりもワガママボディ。

　こんなのを前にしたら、犯したくなるのも分かる。

　紐みたいな水着しか着てないエロボディ。





　恐怖心なんて生まれてこない。

　犯される事にゾクゾクする。

　ドキドキと鼓動が速くなる。

　もう、この男が何処から現れたかなんてどうでも良い。

　早く犯して欲しい。