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あなたとふたり
第16章 信じるものは自分の心
「あがって…。
昔はよく来てただろ。
ゆっくりしてってよ。」
「うん。
お邪魔します。」
私は康太に連れられ
康太の家に来た。
昔から幼馴染の康太の家は
本当に近所で小学校の頃は
よく、行き来をしていた。
トン、トン、トン…
康太の部屋へと続く階段を一緒に上がる。
初めて来たわけじゃない康太の部屋…
けれど小学生の時とは
あるものも雰囲気もやはり変わっている。
私はとても緊張していた…と思う。
「そこに座ってて。」
言われるがままベッドの前に座った。
康太は飲み物を取ってくると一階へと
降りていってしまった。
部屋を見回すとたくさんの賞状やトロフィー…。
そして、中学の時に撮った写真が飾られていた。
その写真の中には必ず私がいて
私はいつも笑っていた…。
その写真を手にとって見ていると…
「何見てんの?勝手に。」

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