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NEXT 【完結】
第45章 お見合い

羚汰に連れられて、浴室から出る。
体を拭くのもそこそこに、羚汰に寝室に連れられる。
「羚汰っ、髪乾かしたいからっ」
ぐいぐい手を引っ張る羚汰にそう告げると、がっくりうなだれてベッドに倒れ込む。
「マジかーー」
そんなこと言われても。
この長い髪を乾かさないと、ベッドがずぶ濡れな上、風邪を引いてしまう。
ベッドに腰掛けて、ドライヤーで乾かしていると、何やらやたらと視線を感じる。
「...何?」
「んー?見てただけー」
枕を抱えて横たわり、にやにやしながら見つめている。
コンセントの位置的に、羚汰のほうを向かないと乾かせないので、その視線から逃れられない。
髪を乾かしているところなんて何の面白味もナイ上、何かよからぬ事を企んでいそうで、稜はドキドキが止まらない。
気を取直して、ドライヤーのスイッチを入れ、乾かし続ける。
体に巻き付けていたバスタオルの端っこを、ちょいとつまんで稜にわからないようにそろりそろりと引っ張っている。
あまりにもゆっくりで、稜は全く気づかない。
気づかない代わりに、あまり進展もなく、なかなか体から落ない。
つい、ぐいっと引っ張ってしまい稜の体が揺れてしまう。
「ちょっと!」
揺れた割には、バスタオルは解けなかった。
その上、稜がまた指をかけて胸元のバスタオルのつなぎ目を奥にキツく押し込む。
「えーーー!」
「もうちょっとで終わるから」
そう言いながらまだドライヤーをかける稜の腰に、羚汰が勢い良く抱きつく。
「りょーたっ」
「も、そんなもんで大丈夫だよ」
腰から這い上がるようにして、稜の手からドライヤーを奪い、体をベッドへと押しやる。
「てゆーか、いい加減待てないんだけど?」
さっきまでふざけていた目が、真剣なモノに変わっていて、稜の心臓が跳ね上がる。
「ごめっ...」
ベッドに倒れこみながら、稜は思わず謝ってしまう。
目の前数センチまで近づいたその真剣な目が、ふっと柔らかいものに変わる。
「じゃ、稜のシタいやつ、いっぱいしようね?」
少ししっとりとしたバスタオルの上から、ゆっくりと稜の体を触ってゆく。
艶めかしい動きが、稜の体をうねらせる。
体を拭くのもそこそこに、羚汰に寝室に連れられる。
「羚汰っ、髪乾かしたいからっ」
ぐいぐい手を引っ張る羚汰にそう告げると、がっくりうなだれてベッドに倒れ込む。
「マジかーー」
そんなこと言われても。
この長い髪を乾かさないと、ベッドがずぶ濡れな上、風邪を引いてしまう。
ベッドに腰掛けて、ドライヤーで乾かしていると、何やらやたらと視線を感じる。
「...何?」
「んー?見てただけー」
枕を抱えて横たわり、にやにやしながら見つめている。
コンセントの位置的に、羚汰のほうを向かないと乾かせないので、その視線から逃れられない。
髪を乾かしているところなんて何の面白味もナイ上、何かよからぬ事を企んでいそうで、稜はドキドキが止まらない。
気を取直して、ドライヤーのスイッチを入れ、乾かし続ける。
体に巻き付けていたバスタオルの端っこを、ちょいとつまんで稜にわからないようにそろりそろりと引っ張っている。
あまりにもゆっくりで、稜は全く気づかない。
気づかない代わりに、あまり進展もなく、なかなか体から落ない。
つい、ぐいっと引っ張ってしまい稜の体が揺れてしまう。
「ちょっと!」
揺れた割には、バスタオルは解けなかった。
その上、稜がまた指をかけて胸元のバスタオルのつなぎ目を奥にキツく押し込む。
「えーーー!」
「もうちょっとで終わるから」
そう言いながらまだドライヤーをかける稜の腰に、羚汰が勢い良く抱きつく。
「りょーたっ」
「も、そんなもんで大丈夫だよ」
腰から這い上がるようにして、稜の手からドライヤーを奪い、体をベッドへと押しやる。
「てゆーか、いい加減待てないんだけど?」
さっきまでふざけていた目が、真剣なモノに変わっていて、稜の心臓が跳ね上がる。
「ごめっ...」
ベッドに倒れこみながら、稜は思わず謝ってしまう。
目の前数センチまで近づいたその真剣な目が、ふっと柔らかいものに変わる。
「じゃ、稜のシタいやつ、いっぱいしようね?」
少ししっとりとしたバスタオルの上から、ゆっくりと稜の体を触ってゆく。
艶めかしい動きが、稜の体をうねらせる。

