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NEXT 【完結】
第43章 買い物デート

『ピンポーン』
玄関のチャイムが鳴る。
宅急便だろうか。
古いマンションで、チャイムが鳴るだけでインターホンはついてない。
一応この部屋の主は羚汰になるので、出るのを躊躇う。
そういえば、仮同棲してまだ宅急便を含め来客らしい来客はない。
こういう時、出てもいいものだろうか。
羚汰ははまだ寝ている。
朝、だいぶ日が昇ってから一旦2人同じころに目が覚めた。
その時に羚汰がまだシようと持ちかけてきた。
サスガに断ったのだが、それからフテ二度寝をしているのだ。
チャイムが鳴っても物音ひとつしないので、まだ眠っているのだろう。
『ピンポン、ピンポーン』
稜が出ないものだから、またチャイムが鳴った。
とりあえず玄関まで進んで、覗き穴で様子を伺う。
向こうもこちらを伺っているのか、大きな顔が映り宅急便かどうかがわからない。
また躊躇っていると、玄関ドアを叩き出した。
「おーい、リョウ~!!」
そこで、稜がピンと来た。
12時に荷物を取りに来てくれることになっていた羚汰のバイト先の友達だ。
まだ11時を過ぎたばかりだったが、違いない。
少しドキドキするが、外は寒いし、ここは入ってもらおう。
「はーい。今開けるね」
慌ててドアを開ける。
「おっ」
「あ!」
「え?」
玄関の外には、3人が思い思いに立って待っていた。
稜が声をかけてドアを開けたことで、ドアに注目していた。
稜の姿を一瞥して、3人で声をそろえる。
「「「おお~」」」
何の感嘆なのか、ジロジロ見られてもいるし恥ずかしい。
皆が来ることは聞かされていたし、運んだ後に羚汰と買い物に行くことになっていたので、もう着替えと化粧は済ませてある。
早く済んでてよかった...。
「ごめんね、羚汰まだ寝てて。寒いでしょ、あがって」
「おっじゃましまーす」
「すいません」
「どうも~」
どやどやと入ってくる。
「羚汰、起こして来るね」
「あ、イイっす。モノが回収出来れば~」
そう言った人物が台所まで入って、さっき稜が洗っておいたキャンプ用品などを回収している。
「ああ、これこれ」
他の2人は、ラグやクッションを抱えていて、ソファーのあたりに置いてくれているようだ。
それぞれの素早い動きに、稜はただウロウロするだけだ。
玄関のチャイムが鳴る。
宅急便だろうか。
古いマンションで、チャイムが鳴るだけでインターホンはついてない。
一応この部屋の主は羚汰になるので、出るのを躊躇う。
そういえば、仮同棲してまだ宅急便を含め来客らしい来客はない。
こういう時、出てもいいものだろうか。
羚汰ははまだ寝ている。
朝、だいぶ日が昇ってから一旦2人同じころに目が覚めた。
その時に羚汰がまだシようと持ちかけてきた。
サスガに断ったのだが、それからフテ二度寝をしているのだ。
チャイムが鳴っても物音ひとつしないので、まだ眠っているのだろう。
『ピンポン、ピンポーン』
稜が出ないものだから、またチャイムが鳴った。
とりあえず玄関まで進んで、覗き穴で様子を伺う。
向こうもこちらを伺っているのか、大きな顔が映り宅急便かどうかがわからない。
また躊躇っていると、玄関ドアを叩き出した。
「おーい、リョウ~!!」
そこで、稜がピンと来た。
12時に荷物を取りに来てくれることになっていた羚汰のバイト先の友達だ。
まだ11時を過ぎたばかりだったが、違いない。
少しドキドキするが、外は寒いし、ここは入ってもらおう。
「はーい。今開けるね」
慌ててドアを開ける。
「おっ」
「あ!」
「え?」
玄関の外には、3人が思い思いに立って待っていた。
稜が声をかけてドアを開けたことで、ドアに注目していた。
稜の姿を一瞥して、3人で声をそろえる。
「「「おお~」」」
何の感嘆なのか、ジロジロ見られてもいるし恥ずかしい。
皆が来ることは聞かされていたし、運んだ後に羚汰と買い物に行くことになっていたので、もう着替えと化粧は済ませてある。
早く済んでてよかった...。
「ごめんね、羚汰まだ寝てて。寒いでしょ、あがって」
「おっじゃましまーす」
「すいません」
「どうも~」
どやどやと入ってくる。
「羚汰、起こして来るね」
「あ、イイっす。モノが回収出来れば~」
そう言った人物が台所まで入って、さっき稜が洗っておいたキャンプ用品などを回収している。
「ああ、これこれ」
他の2人は、ラグやクッションを抱えていて、ソファーのあたりに置いてくれているようだ。
それぞれの素早い動きに、稜はただウロウロするだけだ。

