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NEXT 【完結】
第5章 女子会

「高崎さんがロックな曲でシャウトしだした時はビックリしました~」
カラオケ終わりのファミレスでドリンクバーを飲みながら、1人の子がつぶやいた。
「...ごめん。調子に乗っちゃった」
結局、3次会にあたるファミレスまで来てしまっている稜は、少し申し訳なさそうに答えた。
謝ったものの、大好きな曲が歌えてちょっと嬉しい気持ちもある。
時計は、もうすぐ2時を指すところだ。
カラオケで2時間のつもりが、あまりの盛り上がりに延長を繰り返して、全部で4時間歌って踊っていたことになる。
家の遠い子が途中で一人、終電に乗るからと残念そうに帰った以外は皆残っている。
「えー、謝んないでくださいよぉ。面白かったですよ~」
「高崎さん、あういう曲が好きなんですね。意外ですー」
稜の好きなのはイギリスのバンドで、欧米での人気は高いが日本ではイマイチ売れていない。
でも、よく楽曲が、といっても曲の一部ではあるがー、CMやTVのBGMなんかに使われていてる。
「私のほうこそ、今日は楽しかった。ありがとね、仲間に入れてくれて」
カラオケに行ったのは部屋に帰りたくなかったからだが、いつしか稜は若い子たちと普通にカラオケを楽しんでいた。
「前から思ってたんですけど。高崎さん、年齢気にし過ぎですよ」
とは、若い子たちの中で最年長の桃香である。
最年長といってもまだ26歳だ。
「...そうかな?」
3人が、それぞれ首を縦に振る。
「...だって、桃香ちゃんと私、4つも離れてるし...」
「何言ってんですか!そんなこと言ったら、私は麻衣ちゃんと5つ違いますよ!」
麻衣とは、一番若い子だ。短大出身の新人で今年21歳になったばかりだ。
ダンス部出身の「瞳」は25歳。終電で帰った「里奈」は23歳。
「...本当だ」
「でしょ」
カラオケ終わりのファミレスでドリンクバーを飲みながら、1人の子がつぶやいた。
「...ごめん。調子に乗っちゃった」
結局、3次会にあたるファミレスまで来てしまっている稜は、少し申し訳なさそうに答えた。
謝ったものの、大好きな曲が歌えてちょっと嬉しい気持ちもある。
時計は、もうすぐ2時を指すところだ。
カラオケで2時間のつもりが、あまりの盛り上がりに延長を繰り返して、全部で4時間歌って踊っていたことになる。
家の遠い子が途中で一人、終電に乗るからと残念そうに帰った以外は皆残っている。
「えー、謝んないでくださいよぉ。面白かったですよ~」
「高崎さん、あういう曲が好きなんですね。意外ですー」
稜の好きなのはイギリスのバンドで、欧米での人気は高いが日本ではイマイチ売れていない。
でも、よく楽曲が、といっても曲の一部ではあるがー、CMやTVのBGMなんかに使われていてる。
「私のほうこそ、今日は楽しかった。ありがとね、仲間に入れてくれて」
カラオケに行ったのは部屋に帰りたくなかったからだが、いつしか稜は若い子たちと普通にカラオケを楽しんでいた。
「前から思ってたんですけど。高崎さん、年齢気にし過ぎですよ」
とは、若い子たちの中で最年長の桃香である。
最年長といってもまだ26歳だ。
「...そうかな?」
3人が、それぞれ首を縦に振る。
「...だって、桃香ちゃんと私、4つも離れてるし...」
「何言ってんですか!そんなこと言ったら、私は麻衣ちゃんと5つ違いますよ!」
麻衣とは、一番若い子だ。短大出身の新人で今年21歳になったばかりだ。
ダンス部出身の「瞳」は25歳。終電で帰った「里奈」は23歳。
「...本当だ」
「でしょ」

