この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
異常性愛
第26章 ならず者の食卓
『涼子のビデオだがな。
あれを見つけた時から
私は涼子を見限った。
信用ならんと。
他所の男と遊びまわるのは構わん。
私を好かんでもいい。
だがキミに心を奪われ
愛とやらに絆されてしまえば、
涼子は、私を巧く扱えん。
涼子の良さは
人間関係における手腕だ。
それがキミによって失われた。
その時点で私には無用の女だ。
だから私はあの日、
ホテルに涼子を呼びつけたんだ。
キミを巧くあしらうことが
できるかどうかを試したんだよ。
だがダメだった。涼子は落第だ。』
『そんな意図があったんですか。』
『支配人をキミの部屋へ行かせて、
涼子を抱かせた。
キミが涼子を諦めれば、
涼子も元の悪女に戻るんじゃないかとね。
だがキミらは逆に愛を深め、
涼子は自ら去った。
ヤツぁは強者の道を捨てたんだよ。』

作品検索
しおりをはさむ
姉妹サイトリンク 開く


