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異常性愛
第15章 コンジャンクション
『あたしが・・・
昨日逢ったばっかりのあたしが、
軽々しく口を挟めることじゃない・・。
でも、言わせて。
ディーはお母様に会った方がいいと思う。
ごめんなさい・・・。』
『謝らなくていいよ。
俺が聞いてもらってるんだ。
会った方がいいのかな。俺・・。』
『勇気のいることだと思う・・。
私なら出来ないかもしれない。
なのに提案するなんて、変だけど。
でも、ディーが楽になるかもしれない。
ディーは何も悪いことしてない、
だから、それ以上苦しまないで欲しいの。』
『ありがとう。そうかもしれないな。
ハッキリすれば、それで済んじゃうかもな。
考えたことなかったよ。会うなんて。』
『それと・・・。』
優子は私の正面に座り直し、じっと私を見つめた。
『もしお母様と出会えたら、
小さな頃のあなた自身を慰めてあげて。
こうだったんだよって教えてあげて。
誰にもできないことだから。』
我が事のように優子は目を潤ませていた。

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