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異常性愛
第15章 コンジャンクション
『でもさ、なんで俺なの。
俺も優子のことは好きだよ。
だから嬉しいけど。お金も何もないし。』
『そんなのいいの。
あたしが好きなんだから、
それでいいの。理由なんてない。』
職種は違えど社会的地位も経済的にも、おそらく優子のほうが上だ。
私はそれに少し抵抗があった。
サラリーマンのセコい感覚だ。
『おまえさ、金持ち探してたんだろ?』
『そうだよ。だけどもういい。
あたしはディーが好き。』
『うぅん・・・。』
『どうしたの?迷惑?』
『もし他にいいのができたら・・・。
そっちがいいって思ったら、すぐに行けよ。』
『そういうこと言わないで・・。
好きでいられることが幸せなの。
ディーは何か好きなものある?』
『女だよ。』
『もう!他には?趣味とかさ。』
『サッカーかな、ガキの頃から好きだったな。
部活クビになってバイクにハマったかなぁ。』

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