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異常性愛
第15章 コンジャンクション
食器を洗い終え、差し出されたタオルで手を拭きながら、気になっていたことを聞いた。
『これからも先生方の相手はするのか?』
『そうねぇ・・。』
『いや、優子の勝手だからさ・・。
俺に何か言うことはできないけど。』
『急に冷たくなるのね。
気遣ってくれてるのかと思ったわ。』
肩を落とした優子は残念そうな顔を作る。
『そうじゃないけどさ・・。』
『だったらさ、
「優子、もう先生方の相手やめろよ」って
言ってくれればいいんじゃない?』
舞台俳優のように、一人芝居で私を演じる優子。
その大げさな仕草に私は顔が緩んだ。
『それだって、
考えがあってやってることだろ?
優子が決めることだろ。』
『ほらほら、それ。
自分の気持ちをそのまま言ってよ。』
『俺の気持ち?そりゃ行ってほしくないよ。
でも子供みたいにヤダヤダ言えないじゃん。』
『子供みたいなのが嫌なんて思ってないわ。』
『そうじゃなくてさ・・。』

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