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片想いの行方
第7章 現状報告
「……それで。
今夜の課外授業の時に、ヒメがセッティングしてくれることになってるの」


一気に話したから喉が渇く。

あたしはパックのイチゴジュースを飲み干した。


「まさかそんな事になってるとはねー」


アンナも流石に驚いたみたい。


「ヒメはともかく、影から見てただけのあんたが、蓮くんと普通に喋ってるなんて。
私ちょっと感動なんだけど」

「うん…///
あたし、心臓のドキドキが止まらない……」


今日の課外授業。

ヒメからは、行きのバスの中で段取りを話すと言われている。

言われた通り、土曜日に買った服を着てきた。

今日は課外授業があるから、みんな私服登校なんだ。


「でも、お世辞抜きでその服美和に似合ってるよ」

「……ほんと!?」


あたしは目を輝かせてアンナを見る。


「うん。その服シンプルだけど、素材とかすごく良いもん」

「へぇ~~!そうなんだ!」

「美和って童顔だけど体細いし、かっこいい服のほうが逆に際立って良いんだね。
さすがだな~、ヒメ」
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