この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
片想いの行方
第27章 ヒメの願い
『確かに美和は……引っ込み思案で人見知りなところがあるから、誤解されやすいけど』
そんな質問をしてきた真意が分からないけど、私は続ける。
『私やヒメなんかとは違って、とっても心がピュアなのよ。
私はそんな素直な美和が好きだから、友達になったの。
蓮くんのことだって……美和は本気で好きなんだよ。
あんなに毎日図書室から飽きずに眺めちゃうくらい、蓮くんを一途に想ってるんだよ』
……私の言葉を黙って聞いていたヒメは
ふっと笑った。
『……あぁ、知ってる』
『………?』
『だから俺は……蓮を優香から離して、美和とくっつけたいんだ。
あれだけ素直で、真っ直ぐに蓮を想う美和となら………
蓮は、きっと本当の自分に戻れる』
そんな質問をしてきた真意が分からないけど、私は続ける。
『私やヒメなんかとは違って、とっても心がピュアなのよ。
私はそんな素直な美和が好きだから、友達になったの。
蓮くんのことだって……美和は本気で好きなんだよ。
あんなに毎日図書室から飽きずに眺めちゃうくらい、蓮くんを一途に想ってるんだよ』
……私の言葉を黙って聞いていたヒメは
ふっと笑った。
『……あぁ、知ってる』
『………?』
『だから俺は……蓮を優香から離して、美和とくっつけたいんだ。
あれだけ素直で、真っ直ぐに蓮を想う美和となら………
蓮は、きっと本当の自分に戻れる』

作品検索
しおりをはさむ
姉妹サイトリンク 開く


