この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
片想いの行方
第25章 動き始めた感情
.。.:* side 蓮 *:.。.。.:**:.。.。.:**:.。.。.:*
「鈴木。お前明日は1日休め」
金曜の夜。
部活が終わって直行したスクール。
続けて5キロ泳いだところで、プールサイドからコーチが言った。
「………?」
その言葉に驚いた俺は、ゴーグルを外してコーチを見る。
「何言ってるんですか。
試合まであと1週間なのに……」
「とにかく、明日は1日プールに入るな」
「………!」
「トレーニングも禁止だ。
体動かしたいなら彼女とデートでもしてろ」
…………?
いつもは鬼のように練習しろと激を飛ばすコーチが、こんな事を言うのは初めてだった。
……それに
9月になってから、自己ベストを更新していない。
いや、むしろタイムが落ちている。
正直休んでる場合なんかじゃないんだ。
腑に落ちなくて、帰ろうとしているコーチにもう一度話そうとすると
「蓮、もう今日はあがりな」
コーチと入れ替わる形で、新藤さんが声をかけてきた。
「鈴木。お前明日は1日休め」
金曜の夜。
部活が終わって直行したスクール。
続けて5キロ泳いだところで、プールサイドからコーチが言った。
「………?」
その言葉に驚いた俺は、ゴーグルを外してコーチを見る。
「何言ってるんですか。
試合まであと1週間なのに……」
「とにかく、明日は1日プールに入るな」
「………!」
「トレーニングも禁止だ。
体動かしたいなら彼女とデートでもしてろ」
…………?
いつもは鬼のように練習しろと激を飛ばすコーチが、こんな事を言うのは初めてだった。
……それに
9月になってから、自己ベストを更新していない。
いや、むしろタイムが落ちている。
正直休んでる場合なんかじゃないんだ。
腑に落ちなくて、帰ろうとしているコーチにもう一度話そうとすると
「蓮、もう今日はあがりな」
コーチと入れ替わる形で、新藤さんが声をかけてきた。

作品検索
しおりをはさむ
姉妹サイトリンク 開く


