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限りの月
第10章 歪んだ愛
車は高速道路に入った。
「どこに行くの?」
「紅葉の季節だからな、河口湖に宿をとってる」
(河口湖か…)
美織は窓の外を眺めた。
所々赤みがかかった山々は、秋の季節を感じさせてくれる。
(懐かしいな…そういえば短大の時にみんなで旅行したっけ…)
美織は昔を懐かしみながら、うとうとし始める。
最近いろんなことがありすぎて疲れていたのだろうか、美織はすうっと意識を手放した。
「…美織?寝たのか?」
窓に寄りかかって眠る美織を確認した後、哲はアクセルを踏む。
(睡眠薬が効いたみたいだな)
哲の口元が緩んだ。
「どこに行くの?」
「紅葉の季節だからな、河口湖に宿をとってる」
(河口湖か…)
美織は窓の外を眺めた。
所々赤みがかかった山々は、秋の季節を感じさせてくれる。
(懐かしいな…そういえば短大の時にみんなで旅行したっけ…)
美織は昔を懐かしみながら、うとうとし始める。
最近いろんなことがありすぎて疲れていたのだろうか、美織はすうっと意識を手放した。
「…美織?寝たのか?」
窓に寄りかかって眠る美織を確認した後、哲はアクセルを踏む。
(睡眠薬が効いたみたいだな)
哲の口元が緩んだ。

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