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みんな同じ空の下
第30章 静かなる大捕物
「キオ」
「…あ」
振り向くと、ガイやアンリ、その他に何人かの警備局の人間が揃っていた。
先程の指笛を聞いて集まってくれたのだろう。
だが、たった今リノはシバ達を見失ってしまった。
おそらく皆、リノがシバに声をかけてから見失うまでの一部始終を見ていただろう。
「あの…」
何をどう言おうか迷っていると、アンリがいきなりリノの頭をはたいた。
「いっ…!」
「失態を詫びるのも言い訳も後でいい。追うぞ」
「追うって、どこをですか」
じんじんと痛む頭を両手で押さえながらリノが訊くと、アンリの代わりに「それはですね」とガイが答えた。
「…あ」
振り向くと、ガイやアンリ、その他に何人かの警備局の人間が揃っていた。
先程の指笛を聞いて集まってくれたのだろう。
だが、たった今リノはシバ達を見失ってしまった。
おそらく皆、リノがシバに声をかけてから見失うまでの一部始終を見ていただろう。
「あの…」
何をどう言おうか迷っていると、アンリがいきなりリノの頭をはたいた。
「いっ…!」
「失態を詫びるのも言い訳も後でいい。追うぞ」
「追うって、どこをですか」
じんじんと痛む頭を両手で押さえながらリノが訊くと、アンリの代わりに「それはですね」とガイが答えた。

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