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ビターチョコレート
第10章 ラブレター

私は雅人の手紙を握りしめ、
泣いていました。
何となく‥‥‥
結末が分かってました。
夢はいつか終わるのです。
どんなに好きでも
別れはくるのです。
雅人
雅人
私は雅人の名前を叫びました。
手紙を何度も読み返しました。
いつの間にか涙が流れました。
泣きました。
涙が枯れてしまうんではないか?
というほど泣いていたんです。
もう、
雅人には会えない。
雅人の腕の中の温もりも、
2度と感じる事が出来ません。
こんなに辛くて悲しい日が来る事の、
予感を感じてました。
その予感が当たらないように、
願いました。
さよならを言われないように。
でも、
雅人の手紙にさよならの文字がなかった。
決定的な別れを手紙で言われたのに‥‥‥
別れを認める自分と、
認められない自分の中で、
私は泣きました。
舞踏会の後、
置き去りにされて、
ガラスの靴もなくしてしまった、
シンデレラのように。
泣いていました。
何となく‥‥‥
結末が分かってました。
夢はいつか終わるのです。
どんなに好きでも
別れはくるのです。
雅人
雅人
私は雅人の名前を叫びました。
手紙を何度も読み返しました。
いつの間にか涙が流れました。
泣きました。
涙が枯れてしまうんではないか?
というほど泣いていたんです。
もう、
雅人には会えない。
雅人の腕の中の温もりも、
2度と感じる事が出来ません。
こんなに辛くて悲しい日が来る事の、
予感を感じてました。
その予感が当たらないように、
願いました。
さよならを言われないように。
でも、
雅人の手紙にさよならの文字がなかった。
決定的な別れを手紙で言われたのに‥‥‥
別れを認める自分と、
認められない自分の中で、
私は泣きました。
舞踏会の後、
置き去りにされて、
ガラスの靴もなくしてしまった、
シンデレラのように。

