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イヤよイヤよも好きのうち
第4章 むすめのせんせい

『お子さんの相談だと言われたんです。』
ポツリと彼女は話出した。
『だから食事にと誘われて…でも、食事の時から様子がおかしくて…あのまま、誰も来てくれなかったら…私…』
震える肩。
こわい思いをした後だ。男が触れるのは良くないだろうと察するも…
振り払われる覚悟で、そっと背中をさすった。
『本当にありがとうございます…来てくれたのが、ユリちゃんパパで良かった…』
振り払うどころか、彼女はそのまま俺の胸に飛び込んだ。
…安心したんだろうな。俺が紳士な対応しかしなかったから。…でもそれは化けの皮だって、君はまだ気づいてない。男はいつだって、卑怯なんだ。俺のように、紳士ぶってる奴ほど…
そっと抱きしめる。
ふわりと甘い香りがした。…これは、俺もマズいかも。
先生は日中のジャージ姿とは違い、ワンピースにヒール、カーディガンを羽織っていて、まるで印象が違う。
昼間の良き先生は…男を惑わす女になっているのだ。

