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龍ちゃんの豹変
第8章 桃花の無駄な不安

「でね、夏帆ちゃんにお願いがあるんだけどぉ…」
風が吹いて桃花の髪からはシャンプーのいい香りがした。
前は香水をつけていたのにここも真田くんの好みが反映されてるらしい。
「私にできることなら何でもするよ?」
「ホントにぃ?あのねぇ、そのぉ、真田くんに桃花のことどう思ってるか聞いて欲しいんだけどぉ…」
「いや、それは自分で聞かなきゃダメでしょ」
「何でぇ~?さっき夏帆ちゃん何でもするって言ったぁ!」
桃花が横目で私を睨む。
けど桃花と真田くんなら結果は見えてるし。
私が入ったら逆にややこしくなるよ。
「じゃあ桃花が昼休みに真田くんに会うの、ついてきてくれるぅ?」
「まぁ、それくらいなら……」
「絶対だよぉ?もしダメだったら慰めてよぉ?」
桃花は目を潤ませながら私を見上げているけれど、絶対にそんなことにはならないと思う。
真田くんに聞いたわけじゃないけど断言できる。
「はいはい。じゃあ昼休みにね」
ちょうど鳴ったチャイムに急かされて私と桃花は教室へむかった。
風が吹いて桃花の髪からはシャンプーのいい香りがした。
前は香水をつけていたのにここも真田くんの好みが反映されてるらしい。
「私にできることなら何でもするよ?」
「ホントにぃ?あのねぇ、そのぉ、真田くんに桃花のことどう思ってるか聞いて欲しいんだけどぉ…」
「いや、それは自分で聞かなきゃダメでしょ」
「何でぇ~?さっき夏帆ちゃん何でもするって言ったぁ!」
桃花が横目で私を睨む。
けど桃花と真田くんなら結果は見えてるし。
私が入ったら逆にややこしくなるよ。
「じゃあ桃花が昼休みに真田くんに会うの、ついてきてくれるぅ?」
「まぁ、それくらいなら……」
「絶対だよぉ?もしダメだったら慰めてよぉ?」
桃花は目を潤ませながら私を見上げているけれど、絶対にそんなことにはならないと思う。
真田くんに聞いたわけじゃないけど断言できる。
「はいはい。じゃあ昼休みにね」
ちょうど鳴ったチャイムに急かされて私と桃花は教室へむかった。

