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TABOO
第1章 運命の赤い糸

『……ねえ美沙……秋の海もいーよね♪』
美沙を見つめる。
肩を抱き寄せる……
美沙は……
……ああ……
来るなと思った。
……そして……美沙もそっと瞳を閉じる……
レイは優しく
美沙の唇にキスをした。
……レイの……
振れるだけのキス、やがて大人のキスをした。何度も何度も……
トロケるような、
口づけと言うのがあるが、レイはまさにソレだった。
……ああ……
忘れていたな……
こんな感覚……
美沙がそんな事を
考えていたら、
『帰ろっか……?
これ以上いたら
俺ヤバイかも…』
一瞬……
そうなってもいいと美沙は思った。
胸が……
締め付けられた……
帰りの車の中は、
レイは恐ろしく
無口だった。
それは美沙も同じだった。
『……美沙……何処で降ろせばいい?』
……レイに……
名前を呼ばれただけで胸の奥が凄く、ドキドキしてる……
美沙には買い物がまだ
残っていた。
現実に帰る時間……
『さっきの所でいいわ。』

