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学園物えっち短編集
第18章 SEME

それから数日後の事。
席替えをしてから三咲君は私が答えなくても気にせずに毎朝おはようと笑顔で声を掛けてくれた。
三咲君の挨拶にいつも朝私の席に来ている中学の頃から仲の良い友達2人が答えるのが日課になっていた。
もう…三咲君からしたら私って完全に嫌な女だよね。
「瑠海(ルミ)、リハビリ兼ねておはようくらい返してあげたらー?」
「三咲君ならあんまり男くさくないしさ、ちゃんと見た事ないかもしれないけど優しいし、綺麗だよ~」
知ってる…何故か三咲君だけは男子なのにジャガイモに見えないから…。
「それにさ…男子からも人気あるし、ゲイって噂だよ」
「そうなの?そしたら瑠海、絶対大丈夫だよ」
「え…三咲君って女の子は興味ないって事?」
「瑠海、三咲君の名前覚えてるじゃん!珍しい!」
「違ッ…席替えした時自己紹介されたから覚えちゃっただけだよ!」
…じゃあ、ジャガイモに抱き着かれて三咲君は嫌じゃないんだ…何だか急に三咲君にいつも馴れ馴れしいジャガイモがすごくムカついてきた…。

