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宵闇
第16章 囚われる

──ずんっ、と。
「ふぁっ」
深く大きく突かれ、たまらず高い声が出た。
ずん……ずんっ……と。
そのままゆっくり、でもとても深く、奥を。
「あん……あっ、ぁあっ……」
響く。
快楽に、侵される────。
ずっと私を見つめている葉月くん。
両手をベッドに押さえつけられ、奥をそうやって攻められて。
声を上げながらも必死で見つめ返すと、ふっ……と色っぽく表情を緩められた。
途端にきゅうっと震えた身体の奥。
ああ、と葉月くんが苦しげに息を漏らす。
長めの前髪の隙間から見える、目を閉じたその切なげな表情。
──また、きゅううっ、となる。
「くっ……だめ……」
葉月くんが突く動きを一旦止め、大きく息を吐いた。
そしてそっと、私の頬に触れる。
「まだ締めないで────」
そう呟くと葉月くんは再び動き始めた。
奥にぐっとそれを押しつけてきたかと思うと、不意に小刻みに突いてくる。
「あっ、やっ、あぁ……っっ!」
たまらず、身を捩って喘いだ。
勝手に身体がくねってしまう。
その快感に身体が──頬が、熱くなる。
「あ、んっ、はあ……ん、んん……っ」
葉月くんの動きは的確だ。
私の感じるところを、いちばん感じるやり方で攻めてくる。
決して速くはないのに、ゆっくり……でも確実にのぼらせられていく。
……やだ……このままじゃいっちゃう。
まだ、いや────!

