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甘美な屈辱~レズ奴隷に堕ちた私~
第14章 涙の訳

今日も携帯を閉じながら溜め息を吐く。
美紀様はメールアドレスを変え私を着信拒否している為連絡が取れなくなり、約一ヶ月が過ぎ、夏休みも終わろうとしていた。
私は塾と家を行き来する毎日の中で美紀様を何度も求めたが、美紀様は私を求めていないかもしれない。
美紀様は私を捨てたのだろうか.....その最悪の考えが頭に付き纏う....
完全に連絡を断たれているのだからその可能性は高い。
美紀様にとっての私はただの都合の良い玩具でしかなかったのかもしれない。
一通り遊んで飽きたから適当な男に体を差し出させ、小遣いを稼ごうとしていたのだろうか?
そんなネガティブな考えが浮かんでしまう.....
しかし、最後の美紀様の涙の意味するところの真意は?
お金を稼ごうとしていたのなら全額を私に渡してしまったら意味が無い。むしろ避妊の薬で赤字ではないか.....
そしてその前から不可解だった美紀様の様子....
少なくともそれらを確めないと終われない。
会いに行こう....たとえ美紀様に捨てられても......
そう思って何度も美紀様の家に足を運んだが、その日はいつも美紀様の車は無かった。
夕方まで待って大人しく帰る。そんな日々を繰り返していた。
....そして今日も....私は美紀様のマンションの正面に座り続ける。

