この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
淫と乱
第4章 ブルブル
「…だからね? 付喪神が憑いている訳ですよ」
「は、はい……」
「…おまけに付喪神が操っている訳ですよ。ここまでは分かりますね?」
「は、はい………」
何故かまた怒られてる。
しかも、お尻を突き出した前屈みの体勢の儘。
語尾に『ブル』も無く、やけに丁寧な口調のつくちゃん。
「…死ぬ事の無い付喪神が憑いている携帯が壊れるとでも?」
「いやぁ…いくら神って付いてても……壊れる物は壊れ………」
「口を挟まないっ」
とうとう、頭の『…』まで無くなった。
思った事を口にしたら、どうもつくちゃんは気に入らないらしい。
「…はぁ……やはり真希っちはお仕置きブルね…」
「あれ? さっきもそんな事言ってなかっ……んにゃぁっ!?」
つくちゃんの呟きに返事しただけだった。
気付いたら、前屈みになっていた両脚は肩幅以上に開いて、両手はそれぞれに足首を掴んでいた。
「…なかなか良い眺めブルよ」
パカッと開いた携帯のディスプレイ。
「つ、つくちゃん?
な…何を………」
足首から手が離せないのはつくちゃんの仕業だと分かってる。
両脚を開いて突き出したお尻の傍で、フヨフヨ浮いているつくちゃん。
「…何もしないブルよ?」
真希の瞳には、『撮』の文字がやけにはっきり見えた。

作品検索
しおりをはさむ
姉妹サイトリンク 開く


