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淫と乱
第2章 ヌメヌメ
しかし、無視も出来ない。
そのマヌケな声の主は眼鏡っ娘のもの。
「もうっ、何なのよっ」
こっちはどうやって逃げるか必死。
マヌケな声を出してふざけている場合じゃなかった。
多少怒気を含んだ言葉を吐いて眼鏡っ娘を見てみた。
「ちょ、ちょっとっ」
「やっぱり、触手ってえっちぃっ」
カノジョの体に、あのふっといヤツが絡み付いていた。
ヌメヌメテカテカした赤い体が、白いユニフォームを着た眼鏡っ娘の体を締め付けてる。
「って、何でアンタ、そんな危機感無いのぉっ!?」
間が抜けた声を出してる場合じゃないはず。
「何か、あちこちヌメヌメぇ」
この危機感の無さ。
頭の中に、ちびっ子爆乳娘の姿が浮かんだ。
…牛乳娘ってぇのは…
…きっと危機感はみんなおっぱいに詰まってるのよね……
…絶対そうに違いない………
ジト目で眼鏡っ娘を見ていれば、見る見るうちに締め上げられていく。
カノジョのムチムチした太腿の柔肉も細い腕のお肉も、絡み付く触手の間から食み出している。
何より、おっぱいを上下に挟み込んで締め付けているだけに、突き出たおっぱいの迫力がハンパなかった。
…アタシに対する嫌がらせ?
…アタシだって…ああやって挟まれればバイーンって突き出すんだからっ
………多分…
逃げ出す前から敗北感を味わった気がしてきた。

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