パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第10章 砂浜

　
　飛び込んだ光景に、暑さも疲れも吹っ飛んだ。

「ありがとうございます」

　連れてきてくれた赤ジャージ先生に、思わず感謝の言葉を吐き出す程だった。

　二人の教師に二人の女子。

　揃いも揃って、見事なプロポーションを惜しみ無く披露していた。

「あっ。やっと復活したみたいだねぇっ」

　そう言って、座っているオレの前で覗き込んでくる霧島さん。

　正直、直視出来ない。

　本人は無意識なんだろうけど、ピンク色のビキニに包まれた豊満な胸が視界に飛び込んでくる。

　透明になっている時は穴が空く程見詰めていられたけど、今は生身の姿。

　オレの反応自体も霧島さんに丸分かりだと思うと、熱くなりかけている顔を背けるしかなかった。

　それでもやはり、思春期真っ盛りの男。

　霧島さんの甘い体臭と共に、顔の傍で揺れている胸にチラチラと視線が向く。

「あらあらぁ？　やっぱり薄井くんも男の子ねぇ……」

「まぁ、あたし達を前にしたら当たり前だろうけどなぁ」

　霧島さんの後ろに立っていた、恭子先生とアンズ先生にはバレバレだった。

　黒いビキニを着た恭子先生に、競泳用の水着を着たアンズ先生。

　二人ともスタイルが良いのは、周知の事実だった。

　スーツ姿しか見た事の無かった、体のラインを存分に晒した二人の姿。

　何より、アンズ先生が恭子先生に負けず劣らずの巨乳だった事に衝撃を覚えた。

　そんな三人を一度に視界に入れれば、更に顔は熱くなってきた。

　それでも、視線はチラチラと向くのは仕方ない。

「ホント……やらしい視線」

　その言葉にドキッとしない訳が無かった。