この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
俺の妹
第28章 記憶
薄暗い押入れの中。
僕はお母さんに叱られて膝を抱いて泣いていた。
「ぅっ…ひっく……」
何で叱られたかは覚えてないけど、悲しくて涙が溢れる。
「おにいちゃん……」
埋めた太ももの間から優しい光が差し込む。
顔を上げると、心配そうな奈都がうさぎのぬいぐるみの耳を持って立っていた。
「泣いてるの……?」
小さな手を伸ばして、僕の頭をわしわしと撫でる。
「ぅぅっ……」
その優しさが全身に染み渡って涙が止まらない。
奈都は僕の横にちょこんと腰掛けてそっと扉を閉めた。
僕はお母さんに叱られて膝を抱いて泣いていた。
「ぅっ…ひっく……」
何で叱られたかは覚えてないけど、悲しくて涙が溢れる。
「おにいちゃん……」
埋めた太ももの間から優しい光が差し込む。
顔を上げると、心配そうな奈都がうさぎのぬいぐるみの耳を持って立っていた。
「泣いてるの……?」
小さな手を伸ばして、僕の頭をわしわしと撫でる。
「ぅぅっ……」
その優しさが全身に染み渡って涙が止まらない。
奈都は僕の横にちょこんと腰掛けてそっと扉を閉めた。

作品検索
しおりをはさむ
姉妹サイトリンク 開く


