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執事とお嬢様の禁断の模様
第6章 真相
唇にそっと指をすべらせる。
最近、先生のせいで秀一に
全然触れられてない……
キスだって、してないし…
最初より少し強めに唇をなぞる。
あ…そういえば先生のせいでって
思えるようになったな…
今更だけど、触れちゃダメって言っても、
室内までは監視できないよね……?
だけど、
一生会えないと思うと、気が引けるなぁ……
唇をなぞるのをやめ、
そのなぞった指をぼぅっと見つめた。
どこか…
2人だけになれる場所ってないかな…
ここだって、
もしかしたら防犯カメラ設置されてるのかも…
ううん、考え過ぎかな……
でもやっぱり、怖い……
ぎゅっと目をつぶる私。
これから秀一を無視したりとか、
そういうのはしない……
多分…これからは上手くやっていける。
でもこのままじゃ、問題は解決しない……
私、
これからどうすればいいのかな……?

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