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執事とお嬢様の禁断の模様
第6章 真相
「あの、学校…は…?」
「お嬢様が熱を出されたので、
今日はお休みしましたよ」
「えっ、熱……?」
でも私、なんともないけど……
どういうこと……?
ぼぅっと考えていると、
いつの間にか秀一の手が私のおでこに伸びてきた。
「っ……!!」
触らないでと言おうとしたが、
反応するのが遅かったらしく
秀一の手は私のおでこに触れてしまった。
あ…秀一の手、温かい……
「…熱はもう、ありませんね」
秀一はホッとしたように顔を緩めた。
すると秀一の手はすぐに、
私のおでこから離れてしまった。
「っ……」
切なさを感じ、無意識に秀一を見つめる。
あんな夢を見てしまったせいか、
なんだか身体が熱い。
「お嬢様…?」
怪訝そうに私を見る秀一。

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