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迷路・・・Ver.K
第9章 駆け引き
休みが明けて
スタジオのドアを開けると
今週から
こっちに顔を出すはずだった
ユウヤが
すぐに声をかけた
「うぃ~~っす」
「おぅ」
久しぶりの
ユウヤに
もっと絡みたいはずなのに
言葉少なに
返事をしてしまう
俺がいた。
意識すんなよ・・俺。
「あ、神島さん
おはようございます
すぐに
コーヒー入れますから」
「お、おう
おはよ、マシロ」
こっちはこっちで
ぎこちなく
返事してしまう。
オトナな
俺の方が
マシロより
動揺してるのか
マシロは
いつも通りな
雰囲気で
いや
いつもより
爽快な雰囲気で
仕事にとりかかっていた

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