この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
~散花~
第6章  お妃教育

そっと髪を撫でられて、玉蘭は洟だらけの顔をあげた。

玲利が呆れた顔で立っていた。

「拭きなさい。ひどい顔。地面に落ちたものなんか使っちゃだめよ」

差し出されたハンカチを受けとる代わりに、香木を取り上げられた。

涙をぬぐい、鼻をかむ。

髪を撫でてくれる玲利の手が嬉しかった。

「怒鳴ったりして悪かったわ。いきなり鳩尾をやられて、カッとなってしまったの」

「ごめんなさい…」

「私のほうこそ、急ぎすぎたわね。ここへ来てまだ二日目なのに」

呂栢に「もういいわ」と言って退がらせると、玲利は厨子から小瓶を取り出した。

それは昨夜マッサージに使ってくれた秘薬だった。



/740ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ