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~散花~
第42章 繋がる…
今にして思えば――
はじめて姿を見かけたときから甘い笑顔に心を奪われていた。
再会して、すごく胸がときめいた。
次はいつ会えるのかと待ち遠しかった。
声を聞くと、
笑顔を向けられると、
触れられると、
そのたびに心臓がドキドキした。
秘所を見られて恥じらいを感じた。けれど嬉しかった。
そして今、恋い焦がれる気持ちがあったからこそ、こんなにも涙が溢れるのだ。
好きな人と、繋がることができたから。
好きな人のものを我が身に受け止めることができたから。