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第34章 昇華

もっと
卑劣で下劣な
チンピラ妖怪とか

イメージしてたのに

どういうことなの。


「琴美、それ以上糞神に近付くなよ」


私の腕をひいて
背中にかくまうトビを
思わず胸キュンで見上げた。

なんか
しばらくみないうちに

トビもちょっと
印象変わったような……。


何が、って言われると
自信はないんだけど。


「んん？くそがみ？」


クソガキじゃなく
くそがみって聞こえた。

くそがみって

くそがみ……って？


「え、トイレットペーパー？」

「お前とりあえず黙ってろ」


ダメ出し戴きました。