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第29章 年下の

トビは
私が出した結論については
今回特に何も言わない。

駄目だとも
馬鹿だとも
仕方ないとも言わない。


何も言われないのは
正直どう思ってるのか
気持ちがわからなくて
不安なんだけど。

こっちから聞くのも
怖くて出来ないというか。

てか
私が不安がってるの
わかってるんだから

聞かなくても言ってよね！
……みたいな？


『あん？今日はそっちの車両に乗らねえのかよ』

（だって。何でか知らないけど、女だけの閉鎖空間が危険なカオスになってるんだもん）


昨日なんて
たまたま乗り合わせた
おばさんとOLさんが、

髪掴んで喧嘩してた。
ナニあれ怖い。

いつか私も殴られそう。