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half. ~Sweet blood~
第14章 縛られる体と、心…

「悪くないかもな」
「昂は嫌じゃなかったのかよ」
「縛るのが嫌だったんじゃないよ」
「じゃ何で怒ってたんだよ」
「愛してるって俺が言えなかったからな。情けないだろ、ルシアに言われなきゃきっと答えれなかった。しかも、あいつペットとか言いやがるし」
「俺はペットでもなんでも、お前が隣にいる事実があればそれで十分だぞ。なんなら下僕とかでも余裕だな」
「ルシアはそんなんじゃねーよ」
「何でもいいって、昂がいりゃ問題ねー」
腕枕、抱きつく腕には少し力がはいった。
近くなった距離、それは心が通じ合っているからだと、暖かな気持ちで眠りについた…
「ルシア…愛してる」
「知ってる」

