パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第16章 地上戦

「流石は、オーバーランクといったところですか…。でも…。」


アドの周りに禍々しい黒煙が炎の竜に向かって口を開けた。
阿鼻叫喚と言うのだろう。

苦しみ嘆き喚く恐怖に満ちた人々の顔がその中で蠢いていた。

ｸﾞｶﾞｧｧｧｧｧ！！！
ｵｵｵｵｵｵｵｵ！！！


ゾッとするような悲鳴を上げ、ジャスティスの放った竜を呑み込みジャスティスに向かってくる。

「そんな…！！」

自身最高の魔法が、いとも簡単に防がれてしまった。
更にそれは此方に牙を向ける。

苦しみ嘆く人々の表情がジャスティスを恐怖に陥れた。

ジャスティスを呑み込むと、サラッと音を立て魑魅魍魎の塊は姿を消した。

ローブと仮面を残して。