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近くて甘い
第50章 選択
「それは正直、ハルくんと結婚すべきだと私は思う」



藍は、ジョッキを片手にそういって一息をついた。



「うん…私だって…そんなことは分かってるよ…でも…」



どうしても要のことを忘れられない加奈子は、駄駄を捏ねるようにしてそういうと、また泣きそうな顔をした。



バカだし、ドジだし…かわいくもないし…



そりゃあ自分の立ち位置がどんなものかって私だって分かってるけど…




「そうかな。私はいけると思ったけど」



そう言いながら、香純は自分の梅酒の氷を指で回した。




「もう香純のいうことは私信じないから!」


「はいはい…だったら、飲みになんか誘ってくれなくていいんだれど」



「………あんたもほんと変わらないよねぇ」




ハハハと笑った藍は、香純の方を見た。


エレベーターで、光瑠を誘惑した事件によって解雇された香純は、自身の特技を生かして夜の世界で働いていた。


そして、そんな香純を加奈子と藍は今でもたまに誘って飲みに行っているのだ。




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