この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
近くて甘い
第25章 選択の代償
意外な言葉に少し拍子抜けしていると光瑠さんはサイドテーブルに置かれたグラスの縁を指でなぞった。



「かなり腹が立つから認めたくはないがっ…
お前にとって関根は…
初めて好きになった男で…、お前の母が亡くなったあとも、傍にいた。
だから…
今でも、他とは違う特別な存在なんだろう…」


「………っ」


「まぁ…だから…出来ることはないのに変わりはないが、お前があいつに幸せになってほしいと思うのは自己満足ではなくて、きっと本心なんじゃないのか」


穏やかな低い声がじわりじわりと身体に染み込んでいく…


「光瑠さん…」


「…………お前の立場上、自己満足に聞こえてしまうのは仕方がない。
けど…お前は…そんな人間じゃない。」


優しく微笑んだ光瑠さんは、私の頬に手を当てた。


「………それは一番俺が分かっているはずなのにな…。だから…昨日は悪かった…」


「っ…うっ…」


また、にじんでしまった私の涙を光瑠が呆れた様子で見てきた。


「おいっ…何故また泣くっ…」
/1187ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ