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近くて甘い
第61章 近くて甘い


「社長は…18歳だったあなたと結婚された事を忘れてしまったんですかね…」



「……本当に…自分の子どもとなるとまた違うって言いますけど、光瑠さんはまさにこれです」



「そうか…女の子を持つと大変だ…──」




そう言いながら、要さんは笑う。


昔のようなたまに見せる子供らしさはもうない──…


年を重ねても変わらない光瑠さんに比べて、どんどんと渋みが出てくる要さんはいつでも世の女性の憧れだ。



そんな要さんも、加奈子さんと結婚して、今は8歳と6歳になる男の子がいる。


二人とも要さんに似てしっかりした男の子で、加奈子さんといるのを見ると、本当にどっちが親なんだかといつも思うほどだ。




「あれ…?」




突然首を傾げた要さんに、私も首を傾げる。





「どうかしました…?」



「今日って確か…──」




そう要さんが言い掛けたところで、再びノックの音もなく扉が開いた。




「久しぶり〜って、おぉっ〜要もいる〜!」




甘い顔をした青年が、たくさんの荷物を抱えて声を上げる。




「隼人お兄ちゃーん!!!」


「おぉーのんちゃーん!」




叫んだ望と隼人は、お互いを見るなり勢いよく抱き付く。



いつまでも叔父さんとは言わせない隼人が面白くて私はふふっと笑った。




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