この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
近くて甘い
第53章 Happy Birthday...
「光瑠〜〜〜ありがとう〜〜!」



「あぁ」



しばらくして、みんなからのたくさんのプレゼントに大はしゃぎしている隼人は、プレゼントを持って寄ってきた美咲ちゃんの姿を見て、心なしか頬を紅くさせた。



かわいい…



これが、隼人の初恋だろうか…。



あんなにお姉ちゃんと結婚するっ!って言ってたけど、こうやって、小さな彼も気付いたらどんどん大きく成長している。





「はい、これ!」



「ありがとうっ…!」



嬉しそうな隼人。



小さな二人の姿に私は胸が温かくなるのを感じた。



ああ…なんて純粋なんだろう…



でも、ちょっとだけ複雑というか何というか…




「お前もこれを機に隼人離れしたらどうだ…」



「っ…な、なんですかそれっ!」




片眉を上げた光瑠さんが、私の顔を覗き込む。




「完全に母親の顔になってるぞ…。
どうせ、複雑だとか、大きくなっただとか考えてるんだろう…」



「っ……」



図星だ…



「それのっ、何がいけないんですかっ!?」




「老け込むぞ…」




「なっ…!失礼っ!」




反論する私のことを見て、光瑠さんは楽しそうに笑っていた。

/1187ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ