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*妄想社長に振り回されて*
第4章 本音と告白

桜井くんが公園を出ても、私はベンチに座ったままだった。
今日のことを考えるとなかなか立ち上がることができない。
……目まぐるしい一日だったなぁ。
「坂本」
愛しい人の声。
だけど今聞こえるはずのない人の声。
「ど、どうしたんですか?」
社長が私の方に向かってくるのが見えた。
「やっぱり桜井の方がいいのか?」
「は?」
「あんなに俺がやめとけって言ったのに!」
……いや、まあ揺らいだのは確かですけどね。
「俺のことが好きなんじゃなかったのか?」
私のすぐ前に社長が立った。
さっきまで仕事をしてた時と同じ、ジーンズに黒のシャツを着ている。
「き、気づいてたんですか?」
「私のことどう思ってるんですか?と聞いただろう?さすがに俺でも気づく」
さすがに俺でも……ってことは自分が鈍いことは自覚してるんだ。
しかも私の気持ちに気づいたの今日ってことだよね?
やっぱ鈍いわこの人。
今日のことを考えるとなかなか立ち上がることができない。
……目まぐるしい一日だったなぁ。
「坂本」
愛しい人の声。
だけど今聞こえるはずのない人の声。
「ど、どうしたんですか?」
社長が私の方に向かってくるのが見えた。
「やっぱり桜井の方がいいのか?」
「は?」
「あんなに俺がやめとけって言ったのに!」
……いや、まあ揺らいだのは確かですけどね。
「俺のことが好きなんじゃなかったのか?」
私のすぐ前に社長が立った。
さっきまで仕事をしてた時と同じ、ジーンズに黒のシャツを着ている。
「き、気づいてたんですか?」
「私のことどう思ってるんですか?と聞いただろう?さすがに俺でも気づく」
さすがに俺でも……ってことは自分が鈍いことは自覚してるんだ。
しかも私の気持ちに気づいたの今日ってことだよね?
やっぱ鈍いわこの人。

