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第9章 香菜さんと私

「んんっ、ぅ、あっ」

仰向けに寝かされ、太股が大きく開かせられる。
その太股の裏を掴み重心を前に移動させながら突かれると、また私の体は頂点へと昇りはじめた。

「ああ、またイキそうだな。ナカがひくひくしてる」

「やっ、んっ、んんっ…」

「麻希のここはいつになったら満足するんだろうなぁ」

愉しそうに笑いながら雅也さんは熱い塊を奥に打ち付ける。
だんだん快感以外のことを考えられなくなって、私は香菜さんたちの存在も忘れて声を上げてしまっていた。

「いやぁっ、また、イッちゃっ、あぁっん！」

「こらこら、声が洩れてるぞ？」

「あぁっ、も、無理ぃっ、やぁぁっ…」

恥ずかしいとかもうそんなことすら考えられない。
気持ち良すぎてそれどころじゃない。
聞かれても構わないと思うくらい快感に陶酔してしまっている。